<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(3)果報輪転(vipākavaṭṭaṃ):
それは、識(viññāṇa)、名色(nāmarūpa)、六処(saḷāyatana)、触(phassa)と
受(vedanā)の循環である。
それは過去の業の結果である。
言い換えれば、それは生(jāti)、
老死(jarāmaraṇa)、愁(soka)、
悲(parideva)、苦(dukkha)、
憂(domanassa)、悩(upāyāsā)
の循環である。
煩悩の輪転の生起によって、業輪転が生起する;
業輪転が生起するが故に、果報輪転が生起する。
この様に、正順縁起の 12支は、五因と五果の組み合わせによる、三転輪になるのである。
五因
1)無明(avijjā)
2)愛(taṅhā)
3)取(upādāna)
4)行(saṅkhāra)
5)業有(kammabhava)(業力)
五果
1)識(viññāṇa)
2)名色(nāmarūpa)
3)六処(saḷāyatana)
4)触(phassa)
5)受(vedanā)
(9-5につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>