<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
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前13種類の観智
合計16の観智があるが、我々は、前の四種類については、すでに論談した。
その内、以下の観智は、vipassanā の第一段階である、と言える:
(1)名色識別智(Nāmarūpapariccheda ñāṇa):
五取蘊を識別し、かつ分析する。
すなわち、過去、現在、未来、内と外、粗さと微細さ、劣等と優秀、遠と近の究極色法と究極名法を、識別するのである。
次の三種類の観智は、vipassanā の第二段階である。
(2)縁摂受智(Paccayapariggaha ñāṇa):
正順と逆順において、五蘊の縁起を識別する。
(3)思惟智(Sammasana ñāṇa):
諸蘊の無常・苦・無我の相を観照する。
(4)生滅随観智(Udayabbayānupassanā ñāṇa):
諸蘊の縁生滅と諸蘊の刹那生滅を観照する事によって、あなたは無常・苦・無我相の観智において、更に強くて力のあるものになる。
(9-19につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>