<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
観の修習の第四段階における八支聖道
道智と果智が生起する時、それはまた、出世間八支聖道でもあるがーー出世間vipassanā の生起でもある。
世間的vipassanā について言えば、八支聖道の八項目の要素は、世間的所縁を目標に取る:
究極色法、究極名法、またはある種の縁起支、またはそれらの無常・苦・無我の相である。
しかしながら、出世間vipassanā に関して言えば、この八項目の要素は、出世間の涅槃法(Nibbāna-dhamma)を所縁に、取るのである。
涅槃法を所縁に取る時、正語、正業と正命という三項目の戒行の要素もまた、生起する。
すべての八支聖道、すなわち、出世間止(=サマタ)と、出世間vipassanā は、同時に生起するのである。
(10-3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>