般若の独り言~零の年
私は、 5 と 0 のつく年齢の時に、大きな転機に見舞われる事が、多いです。
例えば、初発心は 5 歳の時、「大きくなったら緬甸に行く」と決心したのは、10歳の時。
15 の時に、禅宗で出家しようとし(未遂)、
パオ・セヤドーの『智慧の光』一書に出会い、モーラミヤインに修行に行ったのは、50歳の時。
63歳の時に、クムダ・セヤドーに初めてお会いした所、「すでに子育てが済んでいるのなら、モービー僧院に来て修行しなさい」と誘われました。その縁あって、65歳の時に、クムダ・セヤドーの膝下、三度目の出家と相成りました(モーラミャインでは、パオ・セヤドーを戒師に、二度、一時出家した為、モービー僧院は、三度目の出家に相当)。
それから五年たった今年、私は70歳、巡り巡って〈零の年〉。
なんと正月早々、「生徒を集めるので、アビダンマを教えて欲しい」という申し込みが、近所の方からありまして・・・文字通りの、寺小屋教室が開けそうです。
石の上にもウン十年・・・九州の田舎の町に住む、緬甸パオ森林僧院所属のサヤレーが、近隣の方々に受け入れられて、アビダルマの講座が開かれる・・・原始仏教・テーラワーダが、少しずつ浸透してきているのですね。
嬉しい限りです。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>