南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』(3-1)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

第二章:安般念から色、無色界禅まで 

《二種類の入門法》

パオ森林僧院の禅修行者は、安般念または、四界分別観(訳者注)を入門の修行法とする事ができる。

後者について言えば、四界分別観の修習を通して定力を育成し、かつ、光が非常に安定しているならば、32身分の修行に転換する事ができ、また、そこから白骨観を経て、白遍処に進んで、第四禅を証得する事ができるし、その後に、慈心観、仏随念、不浄観及び死随念という、四種類の護衛禅と観禅(vipassanā)などの業処を修習し、その後に安般念を修習することになる。

(訳者注)四界分別観の修習は、正師を得ずに、書物の上だけで理解して、自己流に実践するのは厳禁です。四界分別観の修行方法は非常に繊細で、方法を間違えると重篤の禅病になりますので、ご注意下さい。。

(3-2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>