南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』(3-2)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

白遍第四禅の親依止力(upanissaya satti、近依止力)を擁しているため、また、観智がすでにその定力を更に安定化させているため、(+修行者は)非常に簡単に、一回、または二回の座禅・瞑想の時間の内に、安般念を成就する事ができる。

《大教誡ラーフラ經》(Mahārahulovāda Sutta)の中において、この種の修行方法の例を、見ることができる:

仏陀ラーフラに、先に六界禅を教え、その後に安般念を教えた。

こうしたことから、もし、定力が安定しているのならば、一つの業処から、別の業処へと修習を転換する事ができる(+事が分かるのである)。

(3-3につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>