<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
その内の音声は、異なる色聚の中の地界がお互いに衝突する時に生じる音であり、それはすなわち、呼吸の音である。
もし、あなたが、この 9種類の色法を系統的に識別する事ができるならば、あなたは、それらの生・滅を無常とみなし、それらの生・滅による圧迫を不断に受ける事を苦とみなし、それらには、壊れない実質というものがないが故に無我である、と観察することができる。
いまだこの段階に到達していないのに、あなたが概念をば、無常であると観察するならば、それは安般念の修法ではない。
故に、安般念でもって定力を育成しようとする時、四界の自性相及び生・滅の共相に注意を払ってはならず、ただ、出入息の概念に専注するだけでよい。
これが、あなたが定を育成するために、安般念の目標に専注しなければならない(+理由である)。
もし、あなたが過去世において、この禅法を修習したことがあり、波羅蜜も累積されているならば、この種の方法でもって、息の概念に専注する時、あなたは出息と入息に、簡単に専注する事ができる。
(3-7につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>