<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
上記の修習に成功した後、第四禅に進んで修行したいのであるならば、あなたは第三禅の欠点と、第四禅の長所を、思惟しなければならない:
第三禅の楽禅支は、粗くて劣っていて、そのため第三禅は、楽のない第四禅の静寂より、劣っている。
第三禅から出定して、この様に思惟した後、あなたは第四禅を証得したいという心を育成し、再度、似相に専注する。
この様にすれば、捨(受)及び一境性を具備する所の、第四禅に到達することができる。
次に、あなたは、第四禅の五自在を修習しなければならない。
第四禅に入る時、呼吸は完全に停止する。
ここにおいて《大念処経》において教導する所の:
『私は身行を止めて入息する』を修習し、
『私は身行を止めて出息する』を修習する
が完成した事になる。
この「身行を止めて」の歩みは、禅相の生起する前から始まり、四禅の修習に伴って定力が増長し、その為呼吸は益々静寂になり、最後には停止する(+という過程を経る)のである。
(3-34につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay