南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』(3-38)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

もし、32身分を修行したいと思うならば、あなたは先に、安般念によって、第四禅に到達しておかねばならない。

禅定の光が明るく輝き、その光が四方に放射する時、この光の助けを借りて、あなたは身体の32の部分について、逐一識別をする。

身体の 32か所の部分について、地界が顕著なものは 20個、水界が顕著なものは、12個ある。

あなたは、地界の、顕著な四つのグループを、観じなければならない。

一つのグループには、五つの項目が含まれる。すなわち:

(一)頭髪、体毛、爪、歯、皮膚;

(二)筋肉、腱、骨、骨髄、腎臓;

(三)心臓、肝臓、膜、脾臓、肺臓;

(四)腸、腸間膜、胃中物、糞便、脳;

次に、水界の顕著な二つのグループを観ずる。

一つのグループ毎に、六つの項目が含まれる。すなわち:

(一)胆汁、痰、膿、血液、汗、脂肪;

(二)涙、皮脂、唾、鼻水、関節液、尿。

(3-39につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay