<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
『仏教徒信仰的是什麼』から抜粋翻訳
(P84)
律蔵:
律蔵は、比丘と比丘尼の生活上の戒・律を記載したものである。
それは、仏陀の教えた戒・律と道徳的な生活の漸進的な進展を記録したものである。
それはまた、仏陀の弘法の生涯をも記録しており、また、間接的に当時の印度の歴史、風俗、習慣、芸術と科学等を記載した、価値ある史料であると言える。
仏陀が証悟して後 20年の内は、どの様な戒・律も制定していない。
後に、サンガが徐々に大きくなって行ったとき、多くの問題が生じた;故に、その時より、仏陀はサンガの戒・律の制定を開始したのである。
律蔵の中で、今日まで保たれているのは以下の五種類である。
一、広分別律一類(重戒、Parajika)。
二、広分別率二類(軽戒、Pacittiya)。
三、大品律(Mahavagga)。
四、小品律(Cullavagga)。
五、付録(Parivara)。
(E-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay