Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

仏教徒は何を信じるか~釈果道追善供養翻訳(E-3)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

仏教徒信仰的是什麼』から抜粋翻訳

(P84)

律蔵:

律蔵は、比丘と比丘尼の生活上の戒・律を記載したものである。

それは、仏陀の教えた戒・律と道徳的な生活の漸進的な進展を記録したものである。

それはまた、仏陀の弘法の生涯をも記録しており、また、間接的に当時の印度の歴史、風俗、習慣、芸術と科学等を記載した、価値ある史料であると言える。

仏陀が証悟して後 20年の内は、どの様な戒・律も制定していない。

後に、サンガが徐々に大きくなって行ったとき、多くの問題が生じた;故に、その時より、仏陀はサンガの戒・律の制定を開始したのである。

律蔵の中で、今日まで保たれているのは以下の五種類である。

一、広分別律一類(重戒、Parajika)。

二、広分別率二類(軽戒、Pacittiya)。

三、大品律(Mahavagga)。

四、小品律(Cullavagga)。

五、付録(Parivara)。

(E-4につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay