<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《涅槃の三門》
ここにおいて、私は、涅槃に向かう三門について、解説したいと思う。
《大念処経》(Mahāsaṭipaṭṭhāna Sutta)において、仏陀は解説して以下の様に言う、四念処の法門は涅槃へ向かう唯一の道である、と;
しかし、別の方面(+に目を転ずれば)、註釈の中では、涅槃には三つの門があると言う:
色遍(vaṇṇakasiṇa)、不浄観(paṭikūla manasikāra)、無我(suññāta、空)ーーすなわち、四界分別観である。
しかしながら、この三門の区別は、ただ止禅の部分においてのみ言えるのであり、それらの観禅の部分においては、みな同じである。
32身分(+修習)の後、我々は、この三門のどれか一つの門を、修習する事ができる。
それらがみな、我々をして涅槃に到達せしめることができるため、これを涅槃の三門、と言う。
禅修行者が、内・外の、32身分の識別に熟練した後、彼は、この三門のどれか一門を選らんで、修行する事ができる。
先に、私は、32身分の不浄観とは、どの様に修行するのであるかを、解説する。
(3‐42につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay