南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』(3-42)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《白骨観》

あなたは、32個の部分を、一つの全体と見做すか、または、その中の一つの部分を取り出して、不浄観の修行の対象とする事ができる。

我々は、どの様にして、32身分の中の一つである白骨観を修行するのかを、ここで解説する。

この法門を修行する前に、あなたは先に、安般念に戻って修行し、定力を、再び、第四禅にまで上げておく。

定力の光が明るく輝いて、四方に放射する時、先に、己自身の 32身分を識別し、その後に、あなたの近くの人、または衆生の 32身分を識別する。

その後に、己自身の全身の骨格を、一つの全体と見做し、智慧で以て、これを識別する。

この様に、内外において、一回または二回識別する。

あなたは、全身の骨格が見えた時、骨格の不浄・厭うべき相を対象として、下記の語彙のどれか一つで以て、心内において、何度も黙然する:

「嫌悪(=厭うべき)、嫌悪」(paṭikūla、paṭikūla)、または「厭うべき骨、厭うべき骨(aṭṭhikapaṭikūla)、または「骨、骨」(aṭṭhika aṭṭhika)と。

(3-43につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay