<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
3、全息 Whole breath
もし、上述の二つの段階が成功したならば、第三段階に進むーー全息である:呼吸の開始から終わりまでのすべてを明確に知る事。しかしそれ(=呼吸)がどこへ行ったのかを、考えてはならない。
ただ、鼻と上唇の間の、自然な呼吸を知る事を保持する。
すなわち、息の進行に従って(+意識が息に)附いて行かない様に気を付ける事ーー呼吸と共に(+意識が)体内に出たり入ったりしない様にする事。
この時、禅修行者は「呼吸を知る」、「長短息」、「全息」の三つの段階を同時に修習する。
最初は「呼吸を知る」(約半時間)で、次が「長短息」(約半時間)で、その後「全息」(約半時間)を修習する。
もし、(+この時点で)禅相が出ないならば、禅修行者は引き続き、この三つの段階を交互に交換しながら修習する。
この時、第四段階の「微息」を修習してはならない。
よく覚えて置く事。
もし、第三段階の修習に成功していないならば、禅修行者は、第四段階に飛んではならない。
その様にすると、心は乱れて、禅相も出て来ないが故に。
(8につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>