南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳~安般念の修持法-1(本雅難陀尊者シリーズ2)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

安般念の修持法

THE METHOD OF DEVELOPING ĀNĀPĀNASATI

2017年11月11日改定

本雅難陀尊者 Ven. U Puññānanda

1、意門(有分透明界)の禅相 

Nimitta in the Heart Base

1.1 安般念の修法

①呼吸を知るという段階において、心念は、鼻と上唇の間にある自然な呼吸に置く(皮膚の感覚に注意を払ってはならない)。

始めたばかりの時、禅修行者はただ自然の呼吸を継続的に知っていればそれでよい。

②禅相を一時間、二時間保持できる様になったならば、禅修行者は必ず、有分心(意門)の禅相を調べなければならない。ある種の禅修行者は、「有分」が何の意味であるかを知らない。

「有分」とは、心臓の中にある「有分透明界」または「意門」の事である。禅相が、一時間、二時間と消失しなくなったならば、(+禅修行者は)必ず意門の禅相を調べなければならないのである。

(2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>