南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳~白遍八定(四無色禅)の修法-2(本雅難陀尊者シリーズ3)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

2、識無辺処定(第六禅定)の修法

The Base of Boundless Consciousness

①(一分間)色遍初禅に入る。その後、禅支を調べ、思惟する;

(一分間)第二禅に入る、その後、禅支を調べ、思惟する;

(一分間)第三禅に入る、その後、禅支を調べ、思惟する;

(一分間)第四禅に入る、その後、禅支を調べ、思惟する:

「白遍第四禅は、不快である。というのも、身体に依っているが故に。

空無辺処は、比較的安寧で静か、快適である。」

②(10分間)空無辺処定に入る。

出定後、二つの禅支「捨、一境性」を調べる。

その後に思惟する:

「空無辺処定は四禅に近い。不快である。

識無辺処定は比較的安寧で静か、快適である。」

注意力を空無辺処の空に戻して、心は以下のことを知る様にする:

「空無辺処禅心は識である。」

その後に決定する:

「私は識無辺処定に(二時間、三時間、四時間)入る。」

心は「空無辺処禅心は識である」と知っていれば、それでよい。

身体の状況と光に、対応してはならない。

④(二時間、三時間、四時間の後)出定した後、「捨、一境性」の二つの禅支を調べる。

まずは熟練するまで練習する。

どれほどの時間修習するかを決める必要はない。

熟練したならば、「識無辺処定」の五自在を修習する。

(3につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>まで。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>