<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
2、識無辺処定(第六禅定)の修法
The Base of Boundless Consciousness
①(一分間)色遍初禅に入る。その後、禅支を調べ、思惟する;
(一分間)第二禅に入る、その後、禅支を調べ、思惟する;
(一分間)第三禅に入る、その後、禅支を調べ、思惟する;
(一分間)第四禅に入る、その後、禅支を調べ、思惟する:
「白遍第四禅は、不快である。というのも、身体に依っているが故に。
空無辺処は、比較的安寧で静か、快適である。」
②(10分間)空無辺処定に入る。
出定後、二つの禅支「捨、一境性」を調べる。
その後に思惟する:
「空無辺処定は四禅に近い。不快である。
識無辺処定は比較的安寧で静か、快適である。」
注意力を空無辺処の空に戻して、心は以下のことを知る様にする:
「空無辺処禅心は識である。」
その後に決定する:
「私は識無辺処定に(二時間、三時間、四時間)入る。」
心は「空無辺処禅心は識である」と知っていれば、それでよい。
身体の状況と光に、対応してはならない。
④(二時間、三時間、四時間の後)出定した後、「捨、一境性」の二つの禅支を調べる。
まずは熟練するまで練習する。
どれほどの時間修習するかを決める必要はない。
熟練したならば、「識無辺処定」の五自在を修習する。
(3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>まで。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>