南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳~白遍八定(四無色禅)の修法‐4(本雅難陀尊者シリーズ3)(翻訳終了)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

4、非想非非想処定(第八禅定)の修法

The Base of Neither Perception nor Non‐Perception

①(一分間)白遍初禅に入り、その後、禅支を調べ、思惟する;

(一分間)第二禅に入り、その後、禅支を調べ、思惟する;

(一分間)第三禅に入り、その後、禅支を調べ、思惟する;

(一分間)第四禅に入り、その後、禅支を調べ、思惟する。

②(一分間)空無辺処定に入り、出定して、二つの禅支を調べ、思惟する(方法は前に同じ)。

③(五分間)識無辺処定に入り、出定して、二つの禅支を調べ、思惟する(方法は前に同じ)。

④(10分間)無所有処定に入り、出定して、二つの禅支を調べ、思惟する:

「無所有処定は識無辺処定に近く、不快である。非想非非想処は比較的安寧で、静かで、快適である。」

⑤注意力を面前に移し、心が「無所有処の禅心は安寧で静か」と知り、心は「私は(二時間、三時間、四時間)非想非非想処定に入る」と決意する。心は、「無所有処の禅心は安寧で静かである」と知っていれば、それでよい。

⑥(二時間、三時間、四時間後)出定して、二つの禅支「捨、一境性」を調べる。

熟練するまで修習する。(一度の座禅・瞑想で)どれほどの時間修習するべきかを決める必要はない。

熟練した後、「非想非非想処定」の五自在を修習する。

注意:上に述べた入定の時間は、禅師の指示に従う事。状況によって調整する必要があるため、( )で示した。

(<本雅難陀尊者シリーズ>翻訳終了)

<本雅難陀尊者シリーズ>の翻訳は、これにて終了します。

p13以降に掲載の「四大の業処」「四大(界)分別観修次第」「涅槃の八聖道(図表)」の翻訳は(翻訳済みの各種著書と重複します為)割愛します。興味のある方は、『智慧の光』『禅修指南』などをご参照下さい。

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>