<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
禅の修行方法は、ただ二種類しかない。
すなわち、止(サマタ)と観(vipassana)である。
非常に簡単、非常に単純である。
禅修行者が、この今生の一世で、煩悩から解脱できる様にと、仏陀は三つの方法を教えた。
すなわち、持戒、止の修習と、観の修習である。
持戒とは、毎日八関斎戒を受持する事。
止禅は、定力を育成する。
観禅は vipassana・・・。
この今生一世で、なすすべもなく、自信のない者は、次の一世、その次の次の一世において、解脱する事ができる。
その方法は、四種類ある。すなわち、
布施、持戒、止禅の修習、観禅の修習。
もし、来世において、貧困であり、福徳の報いがないのであるならば、生活は苦しく、修行を順調に進めることができない。
故に、来世において、福徳の報いによって、禅の修行をしようとするならば、布施をする必要がある。
もし、生きている事が苦しくて、来世を望まないならば、即刻、持戒し、止の修習と観智の修習をする事。
この様にすれば、二度と輪廻する事はなくなるであろう、という希望が持てる。
(4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>