Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

本雅難陀禅師アメリカ法話第一集-7

 

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

▼ 四大(+で出来た)白飯に注目する時、眼前の白飯は時節生色となり、それは一塊の「時節八法聚」に過ぎない事が分かる。

真正なる観禅とは:

食事をする時、白飯に注目すれば「非明浄色」という、一種の不透明な色聚を見ることができる。その中には:地、水、火、風、色彩、匂い、味と食素(栄養素)という八種類の色法があり、その名を「八不離色」と言う。

あなたが四大に注目するやいなや、非常に多くの色聚を見ることができる。色聚の中にある、この八種類の色法は、すべてが、同時に生・滅、生・滅している。

心が一たび、色聚の中に投入されるや否や、色聚の中の色法が不断に生・滅しているのが分かる:

生・滅、生・滅は「無常」であり、

生・滅、生・滅による変化は干渉の「苦」であり、

生・滅、生・滅自体は滅し去るものであって、その中には、何等の真髄(=実体)もない事は「無我」と言う。

この色聚の匂いは「不浄」と言う。

これは、食事中に練習する所の『身念処』の修法であり、それは色法の無常・苦・無我、不浄に関連する修法である。

(8につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>