Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

本雅難陀禅師アメリカ法話第一集-8

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

身念処とは、色法を所縁とするものである。

受、心、法念処は、名法を所縁とするものである。

ご飯を食べる時、私はこの食事をするのは、身体の健康のためであり、修行のためであると思惟するのは、如理作意であり、善心である。

この思惟する心は、その名を「意門心路過程」と言う;

如理作意の関係で、善心心路過程に属するものである。

▼善心の関係で、食事を思惟する、第一刹那心は、「意門転向心」と言う:

識、これは私の命を守ってくれる食べ物である(+という意識)。

触、この食べ物に接触する。

受、この食べ物を感受する。

・・・想、思、一境性、命根、作意、尋、伺、勝解、精進。

この、食事をする、という概念を所縁とするのは、「意門転向心」に属しており、ご飯を食べようとする「心」を心王とし、その他の「相応名法」を心所として、無常・苦・無我の練習をするのを『心念処』という。

(9につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>