Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

本雅難陀禅アメリカ法話第一集-34

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

この女性禅修行者の疑問は:

「自分が確認した、この一粒の色聚の色彩は、それ本来の色彩であって、それが眼門において、発光しただけではないのか?」

というものであった。

師父は問うた:

「あなたは、幾粒の色聚を確認したのか?」

禅修行者:

「20粒。」

私は彼女に、100粒の色聚を確認した後、報告に来る様に、と教えた。

二日おいて、彼女はやってきて、言う:

「私は、眼10法聚を、確認する事ができました」

私は問う:

「あなたは、どの様な根拠をもって、眼10法聚を確認したと言うのか?」

禅修行者:

「私は、100粒確認した。90粒の後になって、初めて色彩が(+瞳孔を)打つのを、確認した。」

大部分の色聚は、それぞれ色彩を持っている。

しかし、一つひとつの色聚の色彩がすべて、眼浄色にぶつかる訳ではない。

眼浄色は、ただ前面の色聚の色所縁を受け取るだけである・・・色彩が(+瞳孔を)打つのである。

故に、あなた方にとって、この修法は、非常に適合する。

というのも、これほど明確、明晰に修行すると、あなた方は、非常に満足するが故に。

色法だけでなく、名法もまた同様である。

(35につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>