南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』3-45

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《五禅支》

骨の厭わしい相を借りて、あなたは、初禅に到達することができる。

この時、五禅支が存在する。すなわち:

1、尋(vitakka)=心を、骨の厭わしい相に投入せしめる。

2、伺(vicāra)=心をして、継続的に、骨の厭わしい相に、注目し続けせしめる。

3、喜(pīti)=骨の厭わしさを喜ぶ。

4、楽(sukha)=骨の厭わしさを体験する事による楽しさ。

5、一境性(ekagatā)=骨の厭わしさに、一心に専注する。

同様の方法によって、あなたは身体のその他の厭わしい部分を観察して、初禅に到達する事ができる。

(3-46につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<本雅難陀尊者著『禅修指南』Meditation Guide 第二版

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>