南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』3-49

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《十遍》

遍禅には、四種類の色彩がある、

すなわち:

白、褐色、黄色、赤である。

褐色(nīla)と訳されている色彩は、黒色または青色とも、訳される。

この四種類の色遍は、身体の、異なる部位の色を採用して修行するもので、初禅~第四禅まで、到達する事ができる。

《アビダンマ》の註釈によると、髪の毛、毛(=体毛)、黒い眼球の色彩は、青遍(ママ)の修行に使える;

脂肪の色彩は、黄遍の修行に使える;

血液と筋肉の色彩は、赤遍の修行に使える;

身体の骨格、歯と爪の白色は、白遍の修行に使える。

(3-50につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<本雅難陀尊者著『禅修指南』Meditation Guide 第二版

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>