<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(六)水遍
水遍の修行をする時、あなたは一鉢の、または一桶の清らかな水、井戸水などを、用意しなければならない。
水界の流動性、粘着性などの特徴に、専注してはならない。
ただ、取相の修行が成功するまで、水の概念にのみ専注し、「水、水」とだけ注意を向ける。
その後は、地遍と同じ様な方法で、この相において修行する。
(七)火遍
火遍の修行をする時、火を焚くか、蝋燭の炎を利用するか、またはあなた以前に見たことがあって、記憶している炎を利用する。
もし、それが困難である時、あなたは、真中に丸い穴をあけた幕(=カーテンの様なもの)を作る。円形の穴の直径は1インチとする。
幕を燃焼している木材の前、または乾燥した草の火の前にこれをぶら下げて、あなたは、この穴を通して、炎がみえる様にする。
煙や、燃焼中の木材や、草に専注してはならないし、火界の熱さ、冷たさの特徴に専注してもならない。
ただ火の概念にのみ専注して、「火、火」と注意を向ける。
その後に、上述したのと同じ方法によって、取相の修行をする。
(3‐59につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>