<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(四)非想非非想処
第四番目の無色界禅は、非想非非想処禅である。それは、無所有処禅心を(+瞑想の)対象とする。
それが非想非非想処と呼ばれるのは、この禅定の内の想が極端に微細であるからである。
もし、非想非非想処禅を修行したいのであれば、あなたは、無所有処禅の欠点を思惟しなければならない:無所有処禅は、識無辺処禅の近くにあり、また、無所有処禅の静けさは、非想非非想処禅の静けさに及ばない。
無所有処禅の欠点を見て、また、それを厭離した後、あなたは、非想非非想処の静けさの本質を思惟する。
その後に、あなたは、無所有処禅心を「この心は静かである、この心は至上である」と専注しなければならない。
あなたは(+瞑想の対象に心を)投入するという心態で、引き続き無所有処禅心の想を静かである所のして、専注する。
この様に専注し続けてると、あなたは五蓋が降伏されて、また、近行定に到達している事を発見する。
ジャーナを証得するまで、当該の相に継続的に専注し続け、その後に、五自在を修行する。
これが四番目の無色界禅であり、すなわち、非想非非想処禅である。
(4-1につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>