翻訳『禅修指南』4‐2
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《四梵住の修行》
慈心観(Mettā‐Bhāvanā)
もし、慈心観(慈梵住)を修行したいのであれば、先に以下の事を理解する必要がある。
それは:異性の人(liṅgavisabhāga)と死者(kālakata puggala)(+を対象)にして(+この修行を)してはならない、という事である。
単独の一人の個人に慈愛を発散する時、異性の者を対象にとってはならない。というのも、この様にすれば、異性に対して、貪欲が生起する可能性があるが故に。ただし、ジャーナの到達した後であれば、団体の異性に対してならば、慈心観を修行してもよい。例えば「一切の女性が安楽である様に願う」等である。
死者を対象に取ると、あなた慈心禅に到達する事ができない。故に、どの様な時においても、死者を対象に慈心観の修行をしてはならない。
(4-3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>