<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
不浄観(Asubha)
もし、死体の不浄観を修行したいのであれば、あなたは再度、白遍または安般念を修行して、定力を第四禅にまで、上昇させておく。
禅定の光が清らかで、明るく輝く時、この光の支援の下、あなたは過去において見た事のある、同性の醜い死体を(+瞑想の)対象にとって(+修行)する。
あなたは、あなたが以前見た事のある死体と全く同じものを、見なければならない。
もし、この様にはっきりと、明確にそれを見る事ができたならば、あなたは出来得る限り、その醜い様子を見続ける様にする。
その後に、それに専注し、「嫌悪、嫌悪」(paṭikūla、paṭikūla)と憶念する。
もし、あなたの心が、その死体に、安定して一時間または二時間専注する事が出来るならば、あなたは、取相が似相へと変化するのを、見る事が出来るであろう。
取相は、あなたが以前、あなたの肉眼で見た死体のイメージと全く同じであって、醜く、恐く、人を驚かすものであるが、しかし、似相は、一人の太った人間が、満腹して、そこに横たわって熟睡している様に見える。
あなたは引き続き、初禅を証得する事が出来るまで、継続して似相に専注し、その後に、初禅の五自在を修行する。
(4‐29につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Paññādhika Sayalay>