<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
結論
慈心観、仏随念、不浄観、死随念という、この四種類の修行の法門は、四護衛禅という。
というのも、それらは、禅の修行者を、保護する事が出来るが故に。
《Meghiya Sutta》(増支部・Aṅguttara Nikāya)の中で、以下の様に言う:
「貪欲を取り去る為には、不浄観を修行すべし;
瞋恨を取り去る為には、慈心観を修行すべし;
散乱を取り去る為には、安般念を修行すべし。」
この経典によると、不浄観は、貪欲を取り除く最上の武器である。
もし、(+瞑想の対象を)死体にするならば、それをば、不浄として観察する。
これを、無生命体の不浄観(aviññāṇaka‐asubha)という。
もし、生きている衆生の身体の、32個の部分を対象とし(+て瞑想し)、それをば不浄と観察する場合、《Girimānanda Sutta》》(増支部・Aṅguttara Nikāya)の中で教導される様に、それは、有生命体の不浄観(saviññāṇaka‐asubha)という。
この二種類の不浄観は、みな、貪欲を取り去る為の武器である。
(4‐31につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>