<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
身体の一つひとつの部分の、色法を識別する事が出来る為には、あなたは、先に、系統的に、定力を、育成しなければならない。
その後に、表に示した様な、六処門の諸々の色法を、識別する。
もし、この様に修習する事が出来たならば、次に、身体の一個の部分を選んで、当該の部分が透明に変ると共に、その中の空間を観察する。
その様に修習して、当該の部分を構成する多くの色聚を見る事が出来るまで、その中の四界を、観照する。
色聚が見えたなら、次に、それらをそれぞれに:
業生色聚、心生色聚、時節生色聚及び、食生色聚として、識別する。
体毛と頭髪の中の色聚を識別する時、あなたは、皮膚内部の、毛髪の根の部分の、44種類の色法を識別しなければならない。
というのも、皮膚の外部の毛髪は、非常に少量の身十法聚があるだけの為、識別が難しいが故に。
同様に、手の指の爪と足の爪は、それらの、肉に近い根の部分を、識別しなければならない。
身体の四個の部分は、火界が顕著である。
この四個の部分と、地界または水界の、最も顕著な部分とは異なっていて、それらは形状がなく、ただ火界が顕著な、非明浄色聚によって構成されているに過ぎない。
故にあなたは、火界の、最も顕著な色聚を見つけて、これらの部分を観察するのがよい。
もし、それらが不鮮明であった場合、風邪で熱を出した時の、色聚でもって分析をする。
P90《表6‐12:42身分ー火界》
1、発熱の火
(たとえば、マラリアの時の隔日の発熱)
santappana tejo、33色法。
2、普通の発熱の火
(たとえば、太陽の火に照らされた時等)
daha tejo、33色法。
3、成熟または老化に至る火
jīrana tejo、33色法。
4、消化の火
(命根九法聚の作用の一)
pācaka tejo、命根9法聚。
(7‐16につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>