南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』7‐16

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

身体の 6個の部分は、風界が顕著である。

この 6個の部分の中において、入息と出息を除いて、その他の一つひとつの部分には、33種類の色法があり、四種類の色聚によって構成されている。それはすなわち:

一、命根九法聚;

二、心生八法聚;

三、時節生八法聚;

四、食生八法聚、である。

先に、逐一、この五個の部分の中の四界を識別し、色聚が見えた後、33種類の色法すべてを識別する。

入息と出息は、ただ心生声(=音)九法聚(cittaja sadda navaka kalāpa)しか存在しない。

すなわち、八不離色と声(=音)という、九種類の色法のみ、存在するのである。

それらは、心によって生じるが、故に、あなたは、先に、心所依処に依存して生起する所の心が、如何にして、入息と出息を、生じせしめるのかを識別し、その後で、息の四界を識別しなければならない。

この様にすれば、あなたは、息を構成する色聚を、見ることができる。

この時、あなたは、その中の、九種類の色法を識別しなければならない。

P90《表6‐13 42身分ー風界》

1、上昇風(uddaṅgama vātā) 33色法。

2、下降風(adhogama vātā) 33色法。

3、腹内、腸外の風(kucchisaya vātā)33色法。

4、腸内の風(koṭṭhāsaya vātā)33色法。

5、肢体内部を循環する風

(aṅmagaṅgānusārino vātā) 33色法。

6 、入息と出息 (assāsa passāso vātā)

心生声(=音)九法聚。

(7‐17につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>