<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《九種類の業生色聚》
六処門と 42身体部分の中の色法を識別する時、あなたは、九種類の業生色聚を、見る事ができる:
一、眼十法聚;
二、耳十法聚;
三、鼻十法聚;
四、舌十法聚;
五、身十法聚;
六、女性根十法聚;
七、男性根十法聚(注26)
八、心色十法聚;
九、命根九法聚。
今世(=今生)の業生色法は、過去世(=過去生)において、造(ナ)された業によって生起する;
前世の業生色法とは、すなわち、更に遠い過去世において、造(ナ)した業によって生起する;
未来世において、生起する業生色法は、すなわち、今世または、過去世において造(ナ)した業によって生起する。
もし、それらが、どの様な業によって生起したのかを、知りたいと思うならば、例えば、布施、持戒または禅の修行などであるが、あなたは、過去世と未来世における、名色法を識別できなければならない。
この様にして初めて、あなたは自ら体験し、理解する事ができる。
これらは、後に(+説明する所の)「縁摂受智」の段階において、学習する。
今の段階では、あなたは、これらの色法は、業によって生じているのだ、という事を受け入れる必要がある(+だけである)。
上に述べた業生色、心生色、時節生色と食生色は皆、真実色法であり、それらは、あなたが、後々において、観禅の修行をする時に、観智でもって、無常・苦・無我として観照する目標である。
これより以外に、非真実色法と心生、時節生、食生の色法が(+一か所において)混ざり合う事がある。
以下において説明する。
注26:《智慧の光》では、男性は男根のみ、女性は女根のみ、有している為、一人ひとりの人間には、最も多くて、八種類の業生色聚がある事になる。
(7‐18につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>