<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
ここにおいて、安般似相を所縁として取る所の、初禅 34名法を列挙する:
1、識:疏鈔の解説によると:
’Vijānanaṁ ārammaṇassa upaladdhi’
ーー「(所縁を)得る事が出来るのを、識知と言う」
故に、この識とは、安般似相を「擁する」のである。
2、触:
触の特徴は、安般似相に接触する事である;
作用は、安般似相と識を「繋ぐ」のである。
3、受:
楽受。安般似相の喜ばしさを体験する。
(以下の名法の特徴などは、「52心所」の項において、解説したのと同じである。
所縁が安般似相になっているが、他(+の点は)は、同じである)
4、想、5、思、6、一境性、7、命根
8、作意、9、尋、10、伺、11、勝解、
12、精進、13、喜、14、欲
15、信、16、念、17、慙。
18、愧。19、無貪、20、無瞋。
21、中捨性、22、身軽安、23、心軽安。
24、身軽快性。25、心軽快性。26、身柔軟性。
27、心柔軟性。28、身適応性。29、心適応性。
30、身練達性。31、心練達性。32、身正直性。
33、心正直性。34、慧。。
意門転向の中の12個の名法は、上に述べた34個の、前の12個であり、すなわち、識から精進までである。
(8-28につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>