Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『禅修指南』8-42

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

10個の結の生起

《大念処経註》の「法随観篇」において、10結(saṁyojana、結縛、すなわち、不善法)がどの様にして、色所縁を目標に取る事によって、生起するのかに、言及している。

もし、この点を理解する事ができるならば、10結が、如何にして、その他の 27 種類の色法を所縁とする時に生起するのかを、理解し、識別する事ができる。

故に、ここにおいて、10結は、如何にして、色所縁を目標に取って、生起するのかを解説する。

1、欲貪結(kāmarāga saṁyojana):

極度に、楽色所縁を浄(subbha、美)とする為に生起する。

(8-43につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>