南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

般若の独り言~仏教とスピリチャル

私は仏教、特にアビダンマ仏教が、好きです。

五歳の時に

「大きくなったら、ゴータマ仏陀の教えを学ぼう!」

「人生、遊んでいる場合ではないゾ」

と決意したくらい、好きです(笑)。

で、仏法とは何か?と問えば、

一に、戒・定・慧の三学。

二に、無常・苦・無我の三法印

それに涅槃を加えた四法印

後、輪廻を認める(刹那輪廻&段生輪廻)、という所でしょうか?

しかし、最近はスピリチャルというのが大流行り。

やれ、私には、天の声が聞こえる・・・だの、私が地球に生まれて来た使命はどうこう・・・だの、いやいや、ゴータマ仏陀は、そんな事言ってない、言ってない(笑)。

<己の使命>というなら、《業報正見》を正しく学ぶ事でしょうか。

止観瞑想をして、パオ・メソッドなら、<縁起>の段階までくれば、《業報正見》が分かる様になるでしょう。

ゴータマ仏陀の涅槃の後、色々な思想や瞑想方法が混ざり合って、現代の仏教は、仏法とは名ばかりのものになっていて、仏教とスピリチャルの境界が曖昧この上ない・・・こういう時代であるからこそ、我々は心して、注意深く、《ゴータマ仏陀の仏法》を学ばなければならないと思います(自分の出会った仏教が正しい、自分だけが正しい、というのも、夜郎自大、高慢心の場合もあり、宗教論争、宗派争いのジャッジも、なかなか難しいものがありますが。)。。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>