<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《色相の出現》
最も近い、過去の名色法を識別している時、もし、発願した所の、色相が出現した場合、その色相の、四界(四大種)を識別する。
それは、多くの微細な色聚に変化する。
それらの、色聚の中の色法を、識別する。
次に、全体・一体としての、六処および、43身分の色法を、識別する。
特に、意門の中の、54種類の色法を、識別する事を主とする。
心所依処色(意門)を識別する。
その後に、心所依処に依存し、また、有分心(+と有分心)の間に出現する所の、心路過程名法を識別して、それらが先ほど発願した所の、過去の名法であるかどうかを、検査する。
もし、二者が同じものであれば、最も近い過去の名法の識別に、成功したのだ、と言える。
(+この修習に)成功したならば、智をば、更に遠くの過去に向かわせて行き、徐々に、過去の名色法を識別する。
例えば、昨日の名色法、前日の名色法、一月前の名色法、去年の名色法など等である。
この様に識別している時に、もし、色相が出現したならば、上に述べた方法でもって、究極法を知見出来るまで、それらの四界を、識別する。
引き続き、母胎の中における、第一期の胎児の段階(kalala rūpa、卵黄色)まで、過去の名色法を識別する。
(9-18につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>