<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《色所縁グループ:彼所縁五蘊》
1、色蘊は依処色(54)と色所縁。
2、受蘊は彼所縁(信慧グループ、34)名法の中の受。
3、想蘊は彼所縁(34)名法の中の想。
4、行蘊は彼所縁(34)名法の中の思(第一番目)、またはその他の31心所(二番目)。
5、識蘊は彼所縁(34)名法の中の識。
五門転向色蘊の識別方法に基づいて、彼所縁色蘊を識別する。
第一彼所縁受蘊:
五個の過去因:
1、無明(20)は因、第一彼所縁受蘊は果。
2、愛(20)は因、第一彼所縁受蘊は果。
3、取(20)は因、第一彼所縁受蘊は果。
4、行(34)は因、第一彼所縁受蘊は果。
5、業(34)の業力は因、第一彼所縁受蘊は果。
三個の現在因:
6、依処(意門の中の54色)は因、第一彼所縁受蘊は果。
7、目標(色所縁)は因、第一彼所縁受蘊は果。
8、a.眼触(8)は因、第一彼所縁受蘊は果。
b.第七速行意触(34)は因、第一彼所縁受蘊は果。
c.第一彼所縁意触(34-受=33)は因、第一彼所縁受蘊は果。
その他の名蘊の識別方法は、受蘊と同じである。但し(以下)を除く:
第一彼所縁想蘊の(8c):
第一彼所縁意触(34-想=33)は因。
第一彼所縁行蘊(第一番目)の(8c):
第一彼所縁意触(34-思=33)は因。
第一彼所縁行蘊(二番目)の(8c):
その他の三名蘊(受、想、識)は因。
第一彼所縁識蘊:
(1)から(5)までは、受蘊の因と同じである。
二個の現在因:
6、a.眼触(8)は因、第一彼所縁識蘊は果。
b.第七速行意触は因、第一彼所縁識蘊は果。
7、第一彼所縁名色は因、第一彼所縁識蘊は果。
「名」は相応心所、「色」は54依処色と色所縁。
もし、その彼所縁が捨俱である時、喜は含まれない為、33名法となる。
もし、智不相応である時もまた、33名法である。
もし、喜と智共に不相応である場合、32名法となる。
故に、注意して頂きたいのは、二番目の説明方法では、行蘊の名法の数量は、状況に応じて変化するという事である。
もし、彼所縁は無因喜俱善果報彼所縁である時、12名法(心と心所)となる。もし、それが無因捨俱善果報または不善果報彼所縁である時、11名法(心と心所)となる。もし、それが無因彼所縁である時、その識別方法は推度五蘊と同様である。
(8b)というこの一因の中において、第二彼所縁の無間縁は第一彼所縁であるが故に、(8b)は「第一彼所縁意触(34)」に変更されなければならない。
(9-47につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>