<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
3、Viññāṇapaccayā nāmarūpaṁ sambhavanti
(識の縁によりて、名色が生起する)
=(ⅰ)業識(因)があるが故に、果報名と業生色(vipāka nāma kammaja rūpa)が生起する。
(もう一つ別の法)
=(ⅱ)果報識(因)があるが故に、果報心所名法と心生色(vipāka cetasika nāma cittaja rūpa)が生起する。
4、Nāmarūpapaccayā saḷāyatanaṁ sambhavanti
(名色の縁によりて、六処が生起する)
=名色(因)があるが故に、六内処(6āyatana)が生起する。
5、Saḷāyatanapaccayā phasso sambhavanti
(六処の縁によりて、触が生起する)
=六内処(因)があるが故に、六触(6phassa)が生起する。
6、Phassapaccayā vedanā sambhavanti
(触の縁によりて、受が生起する)
=六触があるが故に(因)、六受(6vedanā)が生起する。
7、Vedanāpaccayā taṇhā sambhavanti
(受の縁によりて、愛が生起する)
=六受があるが故に(因)、六愛(6taṇhā)が生起する。
8、Taṇhāpaccayā upādānaṁ sambhavanti
(愛の縁によりて、取が生起する)
=六種類の渇愛があるが故に、四種類の執着・執取(4upādāna)が生起する。
9、Upādānapaccayā bhavo
(取の縁によりて、有が生起する)
=これらの執着・執取があるが故に、業有(kamma bhava)と生有(upapatti bhava)が生起する。
10、Bhavapaccayā jāti
(有の縁によりて、生が生起する)
=業有があるが故に、生(jāti、すなわち、結生paṭisandhi)が生起する。
11、Jātipaccayā jarāmaraṇa soka parideva dukkha domanassupāyāsa samudayo hoti.
=生があるが故に、老、死、愁、悲、苦、憂と悩が生起する。(全くもって、楽しいものは何もない所の)苦蘊は、この様にして生起する。
(10-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jpindex.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>