Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-136

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

たとえば、もし、系統的に、目に関して四界分別観を修行することができるならば、あなたはその中の色聚を見ることができる。

色聚を分析するならば、目の中の 6種類の色聚を識別する事が出来るが、眼十法聚は、その中の一種である。

あなたが、一粒の眼十法聚を分析するならば、あなたは、その中の10種類の色法、すなわち、地界、水界、火界、風界、色彩、匂い、味と栄養素、命根と眼浄色を、透視することができる。

この 10種類の色法の中において、眼浄色のみが真正なる眼処であり、その他の 9種類の色法は、眼処ではない。

この様ではあるが、しかし、それらは、眼処と共に生起して、一粒の色聚を構成するのである。

眼十法聚の中の 10種類すべての色法を分析する事ができて初めて、構成密集を、看破する事ができ、その時初めて、眼処(眼浄色)を見ることができる。

故に、經の教えによると、依処とは所生身のことであると言える。

というのも、あなたは、眼浄色と同時に存在する所の、一粒の色聚の中の、すべての俱生色聚を観照しなければならないが故であり、眼浄色をのみ観照する訳ではないからである。

耳処、舌処、身処と心所依処もまた同様の道理でもって理解する事。

(5-137につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>