<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
註釈の中において、所生身は:「所生身とは、四大種色及び四大によって造られた所の色法によって構成される。」としている。
これはどの様な意味であろうか?
一粒一粒の色聚の中には、地、水、火、風という四大種色(すなわち、四界)が存在しているが、また、色彩、匂い、味と食素(=栄養素)等の、四大によって造られた色法も存在している。実際には、合計 28種類の色法が存在する:四大種色と 24種類の所造色である。
24種類の所造色(その内の14種類)は:
●五種類の浄色:眼浄色、耳浄色、鼻浄色、舌浄色、身浄色。
●四種類の境色:色彩、音、匂い、味。
●食素(栄養素)
●命根
●心色
●二種類の性根色:男性根色、女性根色
(14種類の色法及び四大種色)18種類の色法はまた以下の様に称される
●「自性色」(sabhāvarūpa)、それらは各々自性相を擁しているが故に。たとえば、地界の硬さ、粗さ等;
●「有相色」(salakkhaṇarūpa)、それらは各々一切の名色法に有する所の無常・苦・無我の三種類の共相を擁している。
●「完成色」(nipphannarūpa)、それらは業等等を因として生起するが故に。
●「色色」(rūparūpa)、それらは色法の不断に変化する特徴を擁している。
●「思惟色」(sammasanarūpa)、観禅の目標とする事において適切である。それらを無常・苦・無我として観照することができる。
上に述べた以外に、10種類の非真実の所造色があるが、それはすなわち:
1、空界
2、身表
3、語表
4、色軽快性
5、色柔軟性
6、色適業性
7、色集積
8、色相続
9、色老性
10、色無常性
(5-129につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さいhttp://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.htmll
<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>