<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
六、耳浄色(sota pasāda)
耳浄色の特徴は、声(=音)所縁の衝撃を(+受け取る)準備をしている所の、四大の浄(透明性)であり、また声愛(声所縁を聞きたいという欲)を縁にして生じた所の業生四大の浄である;
作用は、心路過程と、その目標である所の声所縁を結びつけることである、すなわち、心を声所縁に引き寄せることである;
現起(現象)は、耳識及びその相応する所の名法の立脚点または依処である;
近因は、同一の粒の色聚の中の声愛の縁によって生じる業生四大である。
七、鼻浄色(ghāna pasāda)
鼻浄色の特徴は、香所縁の衝撃を(+受け取る)準備をしている所の、四大の浄(透明性)であり、また香愛(香所縁を嗅ぎたいという欲)を縁にして生じた所の業生四大の浄である;
作用は、心路過程と、その目標である所の香所縁を結びつけることである、すなわち、心を香所縁に引き寄せることである;
現起(現象)は、鼻識及びその相応する所の名法の立脚点または依処である;
近因は、同一の粒の色聚の中の馨愛の縁によって生じる業生四大である。
八、舌浄色(jivīhā pasāda)
舌浄色の特徴は、味所縁の衝撃を(+受け取る)準備をしている所の、四大の浄(透明性)であり、また味愛(味所縁を味わいたいという欲)を縁にして生じた所の業生四大の浄である;
作用は、心路過程と、その目標である所の味所縁を結びつけることである、すなわち、心を味所縁に引き寄せることである;
現起(現象)は、舌識及びその相応する所の名法の立脚点または依処である;
近因は、同一の粒の色聚の中の味愛の縁によって生じる業生四大である。
九、身浄色(kāya pasāda)
身浄色の特徴は、触所縁の衝撃を(+受け取る)準備をしている所の、四大の浄(透明性)であるか、または触愛(食所縁に触れたいという欲)を縁にして生じた所の業生四大の浄である;
作用は、心路過程と、その目標である所の触所縁を結びつけることである、すなわち、心を触所縁に引き寄せることである;
現起(現象)は、身識及びその相応する所の名法の立脚点または依処である;
近因は、同一の粒の色聚の中の触愛の縁によって生じる業生四大である。
(6-30につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等ほぼ原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html
<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>