Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

般若の独り言~入菩薩行論

下の写真は

『入菩薩行論』

寂天菩薩(シャンティデーワ)著

貢葛旺秋(gong ge wang qiu) リンポチェ 解説

張恵娟居士 訳

この仏教書も、台湾で出版されたもので、昨日紹介しました『摂阿毘達摩議論表解』と同じ大きさの大型本。もちろん、無料で配布されたものです。

f:id:wong0110:20160703233122j:plain

菩薩行は、大乗の占有ではなく、テーラワーダ南伝仏教)にも、南伝菩薩道論があります。大乗菩薩行は、より古い南伝菩薩道を下敷きに、時代に対応する様、手を加えたものと思われます。

どちらにせよ、菩薩道を歩みたい者は、菩薩行(道)論を学び、実践する事になります。パオ・セヤドーによると、菩薩行は大変な辛苦を伴い、どの様な困難にも耐えうる決意が必要なのだそうです。

強い意志と勇気、徹底的に利他に生きんとする者、我と思わん者は、是非。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>