今年3月初め、禅病を発症した事は、前のブログで、何度か報告をしました。
最初の二か月程は、一週間に一度、パニックを起こしまして、その度に、インドで修行されたというヒーラーの先生を頼って、彼に《手当て》をして頂いていました
・・・先生が、私の身体症状を「禅病だ」と診断して下さった時は、自分の予備的診断と合致したので、大いに安心したものです。
(大変稀な、不思議な病気ですから、普通の病院の内科、心療内科、精神科には行ってはいけないです、誤診されますので)。
現在、最悪の時期は峠を越して、現時点では、頭頂部から下丹田へと、<(邪)気>が流れていくのを、静かな心で観察する事が出来る様になっています。
この間、<気>について書かれている本を探していて、
片山洋次郎氏の著書を見つけました。
まず
[オウムと身体]を読み、
今は
[生き抜くための整体]
[気と身体]
[骨盤にきく]
[気ウォッチング]を読んでいます。
彼の主張の中で
【今ここの身体感覚に生きる】
という言葉に、ハッとさせられました。
私は一度だけですが、7、8年ほど前に、パニック障害になった事があります。
切っ掛けは特にないのに、急に心臓がバクバクして、今にも死ぬのではないか、と思ってしまう。
発症の最初、大変に驚きましたが、私はまっさきに
「心臓がバクバクしたくらいでは死なない」
「焦らない、驚かない」
と、あまり根拠のない(?)決意をし、その後は、心の持ち様を
<今・ここにおいて、平常心でもって、心臓のバクバクを観察するのだ!(心臓を見切れない時は、安般念を併用)>、
というスタンスに切り替えました。
すると、心臓のバクバクは徐々に止んで、10分ほどで、何事も無かった様に、平静になりました。
今・ここにおいて、己自身が、己自身の観察者になる・・・
これが出来たならば、多くの心理的、身体的困難を、乗り越える事ができるのではないでしょうか・・・凡夫にとっては、乗り越える事が難しい難題も多々あり、この手法が万能である、とはいいませんが、非常に有用であると、思っています。
凡夫は凡夫なりに<精進あるのみ>、です。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>