みなさんは、緑豆をご存知ですか?
春雨の原料になる緑色の小さな豆です・・・あっ、もやしも、これで作れます。
私は、自家製もやしが作りたくて、通販で緑豆(乾燥物)を買ってみましたが、最近、外気が暑すぎるのか、みごと失敗してしまいました(芽が伸びる前に、水を吸った豆が、全部、傷んでしまった)。
さて、残りの豆一袋、どうしようかしら・・・
と考えていて、子供の時の体験を思い出しました。
私の実家(祖母、父母は、台湾からの移民)は、それほど上品でもないし、礼儀正しいという事もないのですが、なぜか、中元とお歳暮だけは、律儀に、同じ町に住む親戚に、毎年、届けていました。
夏の中元、冬のお歳暮を親戚の家まで届けるのは、私の役目です(祖母は纏足の為、長距離歩けない)。
夏、暑い中を親戚の家に到着して、親から託された中元を渡すと、先方は、私をテーブルに招いて、緑豆で作ったぜんざいをご馳走してくれます。
当時、私はこれが嫌いで嫌いで・・・
日向くさいのと、ぜんざいにしては、全然甘くないのです・・・
親戚は、薄味が好きだったのでしょうかね、よく分かりませんが・・・薄い砂糖水の中にゆれる緑色の豆を見ると、
「これを食べ終わらないと、帰してもらえないのか」
と、半泣きになったものです・・・
私の実家では当時、子供が大人に、食べ物の好き嫌いをいうのは、ご法度だったですから、もう、泣きながら食べました(お叔母さんが席を外した隙に、わざとテーブルにこぼしたりして~笑)。
でも、今、家に残った緑豆をつらつらみるに
「そうだ!ぜんざいだ!」
作ってみましたら、おいしい!!(笑)
緑豆は体を冷やす作用があるので、暑気払いにはうってつけです。
みなさまも、是非チャレンジしてみて下さい。。
乾燥緑豆 100g
砂糖 60g
塩少々。
乾燥緑豆を一晩水につけてもどして、翌日、新しい水に取り換えて、40分~1時間ほど煮て、砂糖と塩を入れて、出来上がり。
小豆のぜんざいと作り方はほぼ同じです。
お試しあれ。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>
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