私は生まれながらに不美人(いわゆる<おブスさん>笑)で、その上、青春時代にニキビをいじった跡が、結構なシミになっているので、若い頃から今に至るまで、男性に
もてたためしがないです。
タイの森林僧院に止宿していた時、
「テーラワーダで出家した者は、顔の美醜を言ってはならず、鏡を見てはいけない」
と教わりました。
その為、私も、めったに鏡を見ないのですが、この間、ひさびさに、自分の顔を鏡を映してみて
「おや?」
と思いました。
口角が上がっている・・・正確に言いますと、上がっているのではなくて、以前は<ヘの字>になっていた口の恰好が、横一文字型になっていて、顔の雰囲気がよくなっているのです。
思うに、座禅・瞑想を続けてウン十年、パオ・セヤドーの提唱するパオ・メソッドの、16観智という、高度な瞑想までは出来ておりませんが、それでも、座禅・瞑想する事によって、いらぬ妄想が減り、他人への恨みつらみが減った結果(そして、イエスマンも、やめました)、顔の様子が、少し穏やかになっている・・・そんな感じでしょうか。
これから先も、顔の骨格・作りは変わりませんから、私の<美人になる夢>はかないそうもありませんが、引き続き地道に座禅・瞑想を続けていけば、少なくとも、苦虫をかみつぶした様な顔からは、卒業できるかな、と思っています。