Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

禅病が治りました

皆様にご心配頂いた禅病、12月10日現在[ほぼ治りました]ので、ご報告いたします。

今年3月初旬、禅病を発症した時(注1)は、大変に驚きまして、パニックにもなりましたが(頭頂部に、何か雲の様なモノがフワフワ浮いている様な強烈な違和感)、幸い、発症の初期の頃は、インドで修行したというヒンズー教系のヒーラー先生(S氏、男性)に手当をして頂き(文字通り、額に手を当てて、頭頂部に溜まった邪気を、下丹田(気海)の方へ流してもらう施術の一種)、6月以降は、気功の先生から指導を受けて、また白隠禅師の<軟蘇の法>を参考に「軟蘇、軟蘇」「丹田丹田」と唱えながら、自力で修行しておりましたら、最近とみに邪気が霧散しているのに気が付きました。

完治ではなく、95%くらいでしょうか。

以前、寝起きに邪気が眼窩に溜まっているのを感じて、不快感マックスだったものが、今は、

「なんだか目やにの様なものがちょっと目じりに・・・、洗顔すればOK!」

「頭頂部から降りてきた邪気が、あごの下に溜まって、ちょっと不快」

というくらいの感じになりました。

ヒーラーS先生の所で出会った、もう一人のヒーラーHさん(女性)は、二言目には

「この病気になった人は回復が見込めなくて、自死する人も多い」

と主張しましたが、これは100%間違った見解である事が判明しました(注2)。

今後の参考までに申し上げますが、禅病は、修行の方法に偏差があった故、四界(地水火風)のバランスを崩したのが原因で引き起こされた体調不良の一種であって、決して《死に至る病》などではなく、必ず治ります。

四界のアンバランスから来る体調不良に関しましては、気功の先生または座禅・瞑想の高級レベルの指導者に教えを乞うのがよいと思います(スピリチャル系のヒーラーでも、良心的な人はOKですが、『何事も神の思し召し』と言い、依存的な治療をする人、高額の金品を要求する人、意味も無く治療を引き延ばす人は、避けた方がよいと思います。)

災い転じて福(法)となす・・・己の(悪)業は、己の力で乗り超える・・・これ、動物には出来ない、人間にしかできない技だそうです。

仏教徒に八正道あり!頑張れ仏教徒

注1=禅病の前兆はすでに20年前からありました。緬甸のパオ本山で修行していた時、座禅・瞑想すると、頭や頬が異常に痛かったのです。ただその原因は、それ以前タイで修行していた時の経験が遠因にあるのではないか、と思います。それは<第三の目>と関係があるのですが、詳細はここでは書きません。修行していて突然体調を崩す話は、「クンダリニー」(ゴービ・クリシュナ著)が詳しいです。

注2=Hさんの誤謬は二つ。

1、禅病は死に至る病ではない事。禅病で自死する人がいるなど、聞いた事がないです。もし、自死する人がいるとしたら、それは禅病から鬱病を引き起した為で、この場合は、禅病に理解があり、鬱病の治療ができる人を早急に見つける必要があります。

2、もし治し方が分からず困惑するとしても、放置しておいても、薄皮を剥ぐ様に、少しずつ治っていく。気功の先生は「治療法は色々ありますが、気にしない事で自然治癒を狙うのも一法」と言います。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>