Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

通りすがり様へ

通りすがり様

「『親知実見』の翻訳はしない方がよいのではないか」「パオ・セヤドーも『翻訳より修行が大事』と言っているではないか」

「あなたは、MK禅師の反対勢力に利用されている」

というコメントをお寄せ頂きました。ご忠告、ありがとうございます(当ブログ「マハーカルナー禅師の矛盾」コメント欄ご参照の事)

私は、三年前の事件(MK禅師のパーラジカ事件)からは、完全に卒業しております。

と言いますのも、当時、ある方から、被害の状況の説明を受け、被害の内容を知っているが故に、私は、今も昔も、全くもって、あの事件とは、関わりたくないのです・・・当時、MK禅師に質問状を出したのは、パオ森林僧院で出家したサヤレーとしての、最低限の義務と責任感からです

年を取ると<自業自得>という教えが身に滲みて分かる様になり、増々、他人のする事(悪事)に巻き込まれたくないのです、イヤもう、1000%、コミットしたくないです。

自業自得(悪業)の後果である<苦>から抜けるには、本人の強力な覚悟と修練が必要で、他人がどうこうできるものではないのです。

《業が(その人の)主人》

《愚か者と関わるな》

という、ゴータマ仏陀の教えを、一時も、忘れた事はありません。

もう翻訳はしないと一度は決めたのですが、

1、コロナ禍で、セヤドー方が日本に指導に来れない。

2、我々も、海外の道場に修行に行けない。

3、私は禅病の為、現時点では、安般念があまり上手くいかない(鼻を出入りする息の感触より、顎や首周りの気感の方が強く、ついつい、気の方を観察してしまうため)。

4、気感を観察して無駄に時間を費やすくらいなら、

『親知実見』の翻訳をした方が、皆様のお役にたてる。

5、禅病でなければ、安般念に打ち込んで、次の段階に進みたいのは山々ですが、一日一時間ほど翻訳に時間を費やすのも、禅病を忘れる時間ともなり、パオ・セヤドーも賛成して下さると思います。

6、『親知実見』はざっと読んでみて、[注]が大変に充実していて、修行する人だけでなく、止観瞑想を学問的に研究したい人にも有用だと思います。

また、編集担当のMahinda長老の話では旧版<如実知見>(英語→中国語訳)に多くの間違いがあり、今回、相当量、書き直したそうです。

 7、修行も大事ですが、<修行馬鹿>にはなりたくないです(笑)。。

 私の法名は、パオ・セヤドーから頂いたもので、Pañña-adhika、[般若の智慧の鋭い者]という意味です。

法名に恥じない様、晩節を汚さぬ様、気を付ける所存です。

最後に、通りすがり様へ。

パーラジカ事件、何が起きたのか、真実は知らないけれど、サヤレーにご忠告!というは余りフェアーな態度ではないですね。

調査なくして発言権なし!!ですよ。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>