仏陀は言う:
「比庫たちよ、世間の集とは何か?」
[1]目と色(cakkhuñca paṭicca rūpa<注20>ca)の縁によりて、眼識が生じる、
三者が結合して触(phasso)となる;
触の縁によりて受(vedanā)
受の縁によりて愛(taṇhā)
愛の縁によりて取(upādāna)
取の縁によりて有(bhava)
有の縁によりて生(jāti)
生の縁によりて老死(jarā-maraṇa)、愁(soka)、悲(parideva)、苦(dukkha)、憂(domanassa)、悩(upāyāsa)が生起する。
[2]耳と声(音)の縁によりて耳識が生じ・・・
[3]鼻と香の縁によりて鼻識生じ・・・
[4]舌と味の縁によりて舌識生じ・・・
[5]身体と触の縁によりて身識生じ・・・
[6]意と法<注21>の縁によりて意識生じ・・・。」
(S.2.44)
以上の事から、名色法を知見したいのであれば、我々は以下の事柄を知見しなければならない:
1)根門
2)根門を衝撃する所縁
3)これを縁として生起する心と相応する心所。
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>