南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#9-1

<#9>シリーズは、

中国語原文[P 18~P 29]までの<脚注>の翻訳

<注12>=当該の緒論(序論)は、『親知実見』改訂版において増補された。

<注13>=未翻訳のパーリ術語は、(付録二 パーリ語術語解説)等を参照の事。

<注14>=経典略語と文献索引は、<経典略語>を参照の事。

<注15>=ここで言う尖頂閣とは、外部に四本の柱を立て、上部を梁で支えた頭の尖った単層の建築物。

<注16>=《大牧牛者経》(Mahāgopālaka Sutta)において、仏陀は、比庫がこの法、律の内において成長できない、11種類の情況について、説明している。(M.1.346)

<注17>=行(saṅkhāra):当該の語彙の意味・含意は、上下左右の文章、文脈から決定する。

1)「識」の縁とする場合、それは業行を指し、すなわち、身口意の造作行(行為としての行)である。

2)第四番目の取蘊とする場合、それはすべての心(果報心、唯作心または業識)に相応するすべての心所(受と想の二つの心所を除く)であって、それはすなわち、心行である。他の文脈の中において、それは、また別の意味を持つ場合も有り得る。

<注18>=《大月円夜経》(Mahāpuṇṇama Sutta)の中において、一人の比庫が「蘊」はなぜ「蘊」と呼ばれるのか、について仏陀に質問した。

仏陀は、一つ一つの蘊は、皆11種類の形式で組成されているが故に「蘊」と称せられる、と述べた。(M.3.86 )。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>