Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#12-2

二、智慧の光の育成

強くて力のある禅定は、強くて力のある光を生じせしめることができる。

この、強くて力のある光を頼りに、あなたは勝義諦(paramatthasacca)に通達(到達、以下同様)することができる。

仏陀は、《増支部・光耀品》(Ābhāvagga、Aṅguttaranikāya)の中で、以下の様に言う:

比庫たちよ。

四種類の光耀がある。

どの様な四種類であるか?

月の光耀、太陽の光耀、火の光耀、智慧の光耀(Paññābhā)である。

 

比庫たちよ。

この四種類の光輝がある。

どの様な四種類であるか?

月の光輝、太陽の光輝、火の光輝、智慧の光輝(Paññāpabhā)である。

比庫たちよ。

この四種類の光輝がある。

比庫たちよ。

この四種類の光明がある。

どの様な四種類であるか?

月の光明、太陽の光明、火の光明、智慧の光明(Paññāloko)である。。。

比庫たちよ。

この四種類の光芒がある。

どの様な四種類であるか?

月の光芒、太陽の光芒、火の光芒、智慧の光芒(Paññobhāso)である。

比庫たちよ。

この四種類の光照がある。

 どの様な四種類であるか?

月の光照、太陽の光照、火の光照、智慧の光照(Paññāpajjoto)である。(A.4.141-145)

仏陀は、その教えの一番目の経ーー《転法輪経》の中において、彼の覚悟(覚醒、悟り)の時の説明をし、また、光に関して言及している:

「比庫たちよ。

私は以前に聞いた事のない法(dhammā)に於いて、眼(cakkhu)が生じ、智(ñāṇa)が生じ、慧(Pañña)が生じ、明(vijjā)が生じ、光(āloka)が生じた。」(S.5.1081)

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>