次に、比庫たちよ。
比庫がこの様に立ち、この様に処する時、界(dhātu)によってこの身体を観察する:
「この身体の中に、以下のものがある
[1]地界(pathavīdhātu)
[2]水界(āpodhātu)、
[3]火界(tejodhātu)、
[4]風界(vāyodhātu)。
己自身の色身から識別に着手するのは、比較的容易である、というのも、己自身の色身の熱さまたは冷たさ、柔かさまたは硬さを了知する事は、外部にある色身、例えば別の有情の色身の中のこれらの現象を了知するよりは、より容易である。
一たび、あなたが内色の識別に熟練した後、あなたは、仏陀の列挙したその他の10種類の色法を識別しなければならない:過去、未来、現在、外、粗さ、微細、劣等、優秀、遠いと近い色法である。<注50>
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>