あなたはすでに強くて力のある禅定を育成してあるので、あなたは、沙門の目標に進入し、安住することができ、かつ、上に述べた諸法を己みずから見ることができる。
仏陀は、《蘊相応・定経》(Samādhi Sutta、Khandhasaṃyutta)の中で以下の様に言う:
「比庫たちよ、
定を修習するべきである
(Samādhiṃ bhikkhave、bhāvetha)。
比庫たちよ、
定力のある比庫は、如実に了知
(yathābhūtaṃ pajānāti)することができる。
何を如実に了知するのか?
[1]色の集と滅;
[2]受の集と滅;
[3]想の集と滅;
[4]行の集と滅;
[5]識の集と滅。」(S.3.5)
一 縁起を知見する
すでに育成されている智慧の光耀、光耀、光明、光芒と光照を借りて、今あなたは、名色相続流を遡る能力がある・・・今現在から逆に遡って今生の結生の刹那まで進み、更に遡って過去世において死亡する刹那、また、あなたの出来うる限りの能力に基づいて同様の方法で、多くの過去世を識別する。その後、未来世を、涅槃の時までを観照する。<注72>
名色法の個別の要素を観照する事を通して、あなたは因と果を識別できる。
禅の修行に精進する事と、強くて力のある禅定によって浄化された心を運用して、究極名色法を識別する所の、甚深で微妙な修行を実践する事を通して、あなたは、未来に置いて、究極の滅ーー涅槃を証悟する事を見ることができる。
しかし、もしあなたが禅の修行を停止するならば、因と縁において変化が発生する為、未来の結果もまた相応に変化する。